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国際ニュースの不思議 ロシアのオリガルヒが没落の危機
2008年 10月 20日
昨今の国際金融危機の影響で
金融バブルっぽさがはじけて破綻の恐れのあるアイスランドに 独自の融資援助の手を差しのべて、 まだ資金力に余力があることを見せたロシアの国内では オリガルヒと呼ばれた新興財閥が没落の危機に立たされているようです。 アイスランドへの援助はロシアの自国富裕層の資産防衛という 見方もあったようですが、そうだけでもないようですね。 (ミーシャ的にはNATO加盟国とロシアが仲良くすることは とりあえずよいことという認識です。) 【金融危機】ロシアの富豪支配終焉 国家統制強化へ(NSN産経ニュース2008/10/20記事) 「ロシアで、ソ連崩壊後に台頭したオリガルヒ(新興寡占資本家)と呼ばれる大富豪たちが金融危機の影響を受け、没落の瀬戸際に立たされている。」(NSN産経ニュース2008/10/20記事より引用) この辺の表現ですが、こちらの新聞社さんはいつものことながら ロシアのこととなると、ずばりと書いていきますね。 「多くのオリガルヒはソ連崩壊後、国有資産の民営化に乗じて破格値で資産を獲得、それを雪だるま式に増殖させた。また、1996年の大統領選でエリツィン大統領(当時)の再選を資金面で援助したほか、資金不足に悩む政府を支援して政治への影響力も強めた。」(NSN産経ニュース2008/10/20記事より引用) この辺も、ずばずばっという感じ。 一部の富裕層があまり強大になっていくと 政府や議会もマネーの力で実質の影響力を確保していくことは 議会制民主主義を標榜する先進国でもある気が しますが、あまり表だっては強調されないのに ことロシアにカギってはこんな感じでずばずばと報道していく感があります。 あくまでミーシャ的所感ですが ロシアのような超資源大国は一部の資産家が資源を牛耳るように なると、国も牛耳る新興王族みたいになってしまうような気がするので、 プーチン政権が行った施策はほんとりっぱかと思っていたりします。 プーチン政権も庶民の味方ってわけではなく それなりに有力な富裕層を政権の擁護するステークフォルダとするという感じですが、 国を牛耳るようなまでの特権は抑制するところが りっぱかなと。 ロシアが題材となるとずばっと描かれる その国を支配しているチカラ関係の風景のようなものは 投機マネーを実質的に支配しているよその国の内部事情としては ベールにつつまれまったく報道にはでてきませんが、 ロシア的表現でのオリガルヒみたいな存在は ロシアに限らず ロシアのオリガルヒどころではない存在からでも やっぱり規制されていくべきが民主主義のような気がします。
by prncespycckaya
| 2008-10-20 23:44
| ロシアなニュース
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